7月3日に国税庁より平成29年分の路線価が公表されました。
リーマンショック以来8年ぶりの上昇となった平成28年分に続き2年連続の上昇となりました。
平成29年分の全国平均路線価は対前年比0.4%で前年の0.2%よりもさらに伸び率が増加しております。
路線価とは相続税や贈与税の計算上、路線価が定められている地域の土地等を評価する場合に用いられ、土地の形状や利用状況、面している道路の状況などによって計算方法が変わってきますが、面している道路の路線価に㎡数を掛けることにより算出できます。
路線価は、公示価格の80%を目安に算定されているため、80%で割り返せば取引価格(時価)の目安となると言われています。路線価が上がるということは時価が上がるということを意味しています。
平成29年分の路線価が一番高いのは、東京の中央区銀座5丁目銀座中央通りで1㎡当たり4,032万円で前年対比26%となりました。バブル期のピークの路線価3,650万円を上回り過去最高額を記録しています。また、32年連続で路線価が一番高い地域となっています。