国税庁によると令和3年分の相続税の課税割合が9.3%となりました。
相続税の課税割合とは、その年に亡くなった方のうち相続税の申告書の提出に係る被相続人(亡くなった方)の割合を言います。
平成25年の税制改正により平成27年から相続税の基礎控除の引き下げが行われました。これにより、それまで4%台だった相続税の8%台に上昇し、ついに令和3年に9%となりました。
被相続人数の増加
国税庁のデータによると被相続人(亡くなった方)の増加が見て取れます。平成24年には被相続人126万人であったのが令和3年では144万人となっています。
相続税の課税価格、税額の増加
相続税の課税価格についても増加傾向にあります。平成24年では10.8兆円でしたが令和3年では18.6兆円となっています。
税額についても平成24年では1.3兆円でしたが令和3年では2.4兆円となっています。
ここ数年で相続税の申告をしなければいけない人も増えており、税額についても増えています。今まで相続税は関係ないと思っていた方も対象となる可能性があります。
生前に相続対策をすることにより、支払う税金を減らすこともできますし、相続での争いを減らすこともできます。
相続に関するお悩み、不安などございましたら、お気軽にご相談ください。